記事 「Yes」–領域を押し広げ、ゲームの新たな場をつくりだす ― ランドマークワールドワイド

「イエス」は可能性を生み出す魔法の言葉。普段から、周囲に「ノー」ばかり言っていませんか?                                                        

ランドマークワールドワイド
ブレークスルーテクノロジーコースリーダー
ゾーイ・マスターズ

肯定の言葉「イエス」は、領域を押し広げて新たな活動の場をつくり出し、可能性を、単なる概念から現実へと押し出します。女優であり、即興劇の名手でもあるティナ・フェイは、「イエス」が生み出す機会について語っています。

「インプロビゼーション(即興)のルールその1は、同意すること。パートナーが何を言ってもそれに同意します。ルールその2は、イエス(そうだね)と言って同意した後に、あなた独自の何かを付け加えること。

例えば私がある即興のシーンを、『なんて暑いところなの!』と始めたとしましょう。
それに対してあなたが『そうだね』しか言わなかったら、会話はそこで終わってしまいます。

でも『なんて暑いところなの!』と言う私に、あなたが『そうだね、蝋人形にはマズイ状況だね』と返したら、会話がどこかに進み始めますよね?」(*注釈1)

いつも繰り返される対話やパターン化した会話、聞き方や話し方の癖などの中で、私たちが最初にする反応の殆どは、「ノー(違います)」や「でも……」の類いです。その反応を正当化するために手の込んだ理屈をいくつか並べ立てているうちに、私たちは自分で自分の未来を限定してしまいます。

人生に何か創造的なものが出現するとしたら―偶然や操作によるものではなく、頭でひねり出したものでもない何かが人生に出現するとしたら、それは私たちの可能性に対する立場の中に、つまり「イエス」の中に現れるでしょう。

可能性に立場を取るというのは、何もなしから何かを生み出す「場」を創造することです。「イエス、そして……」はその「場」を押し広げ、人生というゲームを大きくします。「何もなし」は可能性のための土台です。「何もなし」からこそ、「何か」からでは手に入れようのない自由をもって創作を行うことができます。そして私たちが、人間である自分たちに何が可能かをまざまざと知るのは、可能性を創作しているまさにそのときなのです。

*注釈1 ティナ・フェイ「Bossypants」からの引用

 

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