記事 トップミュージシャンが参画する ホームレス自立支援プログラム「ハーモニックヒューマニティ」

ホームレス生活を脱した男性が、音楽を活用して地域に希望をもたらした。皆がハッピーになるその活動とは?                                                        

トップミュージシャンが参画する ホームレス自立支援プログラム「ハーモニックヒューマニティ」

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新しいクラウドファンディングキャンペーン*(訳注) −− ホームレスの自立を支援する革新的なプログラムを全米に普及させる。

*(訳注)ある目標を持った個人や団体の活動資金を、インターネットを通じて多数の支援者から募り、目標を実現する手法。

AJ・ラブウィンズは、ホームレスの生活がどういうものかよく知っている。2001年から2002年にかけてホームレスだった経験があるからだ。悲惨な毎日だった。その後、生活を立て直してホームレスを脱したラブウィンズは、2008年にランドマークワールドワイド社の「生きることのためのカリキュラム」に参加し、自身のトランスフォメーションへの道を踏み出した。その頃、彼はすでに数々のホームレスコミュニティのためのボランティア活動を始め、ホームレスの人々が自分と同じく生活を立て直せるよう援助をしていたが、ランドマークワールドワイドの「自己表現とリーダーシッププログラム」のサポートによって、その活動は格段に高いレベルにまで引き上げられた。

ラブウィンズは「ハーモニックヒューマニティ」という団体を立ち上げ、ホームレスの人々が職を得られるようにした。聴くと元気がでて、社会に意識が向く音楽CDを、ホームレスたちが販売するのだ。この活動は、ホームレスの路上情報誌販売事業に触発され、その音楽版として始まったもので、マイケル・フランティ、マルーン5やジェイソン・ムラーズなどの有名ミュージシャンが支援している。

仕組みはこうだ。ホームレスの人は、最初に3枚のCDを無料で提供され、それを1枚10ドルで販売する。この30ドルを元手に、次のCDを1枚2ドル(原価)で仕入れて、また1枚10ドルで販売していく。CD1枚あたり8ドルの利益がでる計算だ。これによって路上生活から抜け出す資金や尊厳を得られるし、人生の変革への次のステップ(今現在進行中のプロジェクト)も可能になる。

ミュージシャンにとっては、自分の音楽を世に広める手段となり、一般の人たちは、単に施しをするのではなく、ホームレスの自立支援に参加できて気分がいい。これまでに、2種類のCDが制作され、シアトル、セントルイス、サンフランシスコ、ロサンゼルスで合わせて推定10万ドルの利益を生み出した。

現在、3枚目のCD「ヒーローズ」を制作するために、新しいクラウドファンディングキャンペーンが実施されている。これによって活動は、アメリカの他の都市にも広がっていくだろう。CDの売上は、ラブウィンズと共同創設者のヨセフ・ジャックスが次の課題に取り組む資金にもなる。次の課題とは、この活動のマーケティングやCD制作、全米のホームレスにCDを届けるための信頼できる流通経路の構築などだ。ラブウィンズは、ランドマークワールドワイドの卒業生たちにこの活動をシェアできることを大いに喜んでいる。「ランドマークワールドワイドは人や自分の可能性が見えてくるツールを提供してくれました。おかげでこの活動が実現し、多くの人を助けることができたのです」

ラブウィンズとジャックスは2015年には、人間性回復運動のリーダーたちの教えを利用したワークブックを作る予定だ。これは、貧困に陥り、その状況を変えるすべを求める人々に、より多くのツールを提供するだろう。二人はランドマークワールドワイドの卒業生グループにも、この活動への協力を求めている。

【関連動画】
音楽の力で ホームレスを支援!  ランドマークワールドワイド卒業生プロジェクト

 
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