記事　石は落ちざるを得ない。トラは襲いかからざるを得ない。人間のみが、唯一・・・

人間だけが持っていること――それは選択だ。自らの選択によって、あらゆる可能性を探求することができる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

医学博士
ランドマークワールドワイド
ブレークスルーテクノロジーコースリーダー
ジョー・ディマジオ

「石にも虎にも、生涯、選択はない。石は引力に従わざるを得ない。虎は飛びかからざるを得ない。人間のみが唯一、人生のいついかなる瞬間にも、何をすべきか、どうあるべきかを自ら選択しなくてはならないという圧倒的な責任と向き合っている。それは必要であると同時に、誘（いざな）いでもある。」　*

私が言いたいことは、オルテガ・イ・ガセット（訳注）のこの言葉で言い尽くされている。トランスフォメーションとは、「人間であるとはどういうことなのか」という問いに向き合い続けることだ。生きているかぎり、リスクは避けられない。このことが私たちを、或る知恵そして了解へと進ませる――リスクを冒すという選択は、人間にのみ可能なのだ、と。そこから、人間であることのあらゆる可能性を探求し、実際にそれを生きるということが、始まるのだ。

*（訳注）オルデガ・イ・ガセットのThe Mission of the Librarianより引用。
オルデガ・イ・ガセット(1883-1955) 　スペインの哲学者。主著に『ドン・キホーテをめぐる思索』『大衆の反逆』などがある。ウィキペディアより

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