記事 人との関わりは、可能性を発見していく「グランド・カンバセーション」
恋人やパートナーと素晴らしい関係が続かないと、「この人が~であってくれさえすれば…」などと状況のせいにすることがあります。しかし人間関係の質や絆の強さを決定するのは、その関係の中身ではなく、その中身をどのような器に入れるかであり、またその関係を働かせようとする立場です。
人との関係の中にパワーや充足感、満足などが生じるのは、さまざまな不満や上手くいかないと思っているところを採り上げ、欠けているものを作り出すと約束するときです。「欠けている」とは不十分を意味するのではなく、その関係に存在しない何らかの可能性のことです。今無いものを作り出す約束をするからには、リスクがあります。何のリスクも無く、確実で予測可能であったら、そこに残っているのは取るに足らないものだけです。必要なのは、自分の評価判断や意見を脇において、その人間関係が力強いものになる、と創作する勇気です。
パートナーと関わっていくということは、新しい未来を目指して率直に話し合うグランド・カンバセーション(学級討論会、※訳注1)のようなもの。それは、何らかの可能性の中で生きるということであり、可能性である以上は本質的にリスクを伴います。リスクの中に身を置くこと、つまり最も身近な人たちに自分を晒すことで、私たちはより自分自身になっていくのです。
訳注※1 「グランド・カンバセーション」はアメリカの学校で取り入れられている、生徒が主体になって進める話し合い、討論のこと。特定のトピックについてクラス全体で議論し、コミュニティ意識を育てていくところが特長。
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