記事 心の平安は、「何かが悪い」を手放すことから

今の“私”はどのようにして作られたのでしょう?その構成を明らかにすることで、心の平安が可能になります。

ランドマークワールドワイド
ブレークスルーテクノロジーコースリーダー
ゴパール・ラオ

人生の早い段階のあるとき、当然こうなるはずだと思っていたのにそうはならなかった、というようなことが起きます。そうした瞬間に、私たちは「ここには何か悪いことがある」と信じ始めます。そしてそれ以降は、この「何かが悪い」という感覚に合うように、私たちの成功や人間関係、個性、数々の達成が組み立てられていきます。私たちは、自分の役に立ち、成果を達成し、悦楽を与えてくれるようなあり方を組み合わせて、今日の”私”という人を作り上げるのです。私たちが味わう喜びや悦楽、満足などが、「何かがしっくりこない」という想いをぼやけさせますが、パワーや充実感と同様、心の平安のために欠かせないのは、私たち人間はどのように「自分」というものを構築するのか、を分解し認識しておくことなのです。

心の平安は、「ここには何か悪いことがある」という考えを手放すことによってもたらされます。ここには何か悪いものがあるという見方を手放すことは、ちょうど闘牛士や合気道の達人のパフォーマンスのように、今ここにあること、私たちに対して今やってくることを相手にダンスする力です――これからどうなるだろうという自分の思考や希望を相手にしたダンスではないのです。「何かが悪い」を手放すと、私たちには安心感、自分との調和、くつろぎが出てきます。そこではもはや、「〜すべきだ」とか「用心しろ」などによって制約されることがなく、自由に行動し、自由に動き、本物の自分であることが可能なのです。


ゴパール・ラオ
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