記事 健康のためにハーブティーを!

ニュージーランド在住の日本人がランドマークワールドワイドのプログラムに参加。地域に予防医学を広めるため尽力しています。

アスミ・コタリ

コウヘイ・イグチ氏はごく最近、ランドマークワールドワイド社の「自己表現とリーダーシッププログラム(SELP)」に参加したところだ。イグチ氏は2014年以来、ハーブ療法を専門とする自然療法家の道を歩んできた。きっかけは、掛かりつけの治療家を通して、自然療法が人間にどんなことができるのかを知り、それに触発されたことだ。イグチ氏は、人々が痛みや苦しみに遭うことなく一生を送れるように支援していくのだ、と心に誓っている。彼のプロジェクトは、薬用ハーブティーを通して、社会に予防医学についての認識を広めていくことだ。

イグチ氏が実現したいのは、自然療法の原則のひとつである、病気を未然に防ぐ、ということだ。イグチ氏のクリニックに来る人は、ほとんどが病気になってからやってくる。21世紀の医療の進歩にも関わらず、食事に気をつけることやライフスタイルの見直しなど、少しの努力で防ぐことができたはずの病で苦しんでいる。イグチ氏は以前から、近隣のコミュニティとつながって多くの人に心身の健康を維持する方法を教えたいと願っていた。彼の「ジョイ・ティー(Joi Tea)」のアイデアはそこから始まったのだ。ハーブティーは、楽しみながら手軽に健康を維持できる方法だ。ジョイ・ティーでは、それぞれの人が自分に合った健康に良いハーブティーを作ることができる。

2017年11月の3回の日曜日(11/12, 19, 26)を利用して無料のワークショップを開催し、薬用ハーブやオリジナルティーの作り方や、ハーブティーがどのように健康に役立つかなどを教えた。受講者たちは、ワークショップで提供された86種類のハーブの中からいくつかを選んで、自分用に持ち帰りのオリジナルティーをブレンドした。締めくくりには、ささやかなお茶会が催され、受講者たちは、互いが調合したお茶を味見し、健康に配慮したスナックを食べて楽しい時を過ごした。

ワークショップにはイグチ氏の友人であるエイミー・リン、マイク・アイレス、ミレーナ・マクブスカ、ユウスケ・イヌイ、そしてインターネットマガジン発行社のノース・ハーバーニュース*や、ネットテレビのヘルス・バイト**(ユアフィックステレビ)も参加した。大半の参加者は、オークランドの近隣に住む人たちだ。イグチの同僚の何人かがこのワークショップの開催を手伝ってくれた。

*訳注)ノース・ハーバーニュース(North Harbour News) ニュージーランドのコミュニティオンライン新聞。
**訳注)ヘルス・バイト(Health Bites) インターネット配信によるテレビ放送会社。ユアフィックステレビ(YourFixTV.com) の中の番組の一つ。健康に関するテーマを番組化。

イグチ氏は次のように語っている。「僕にとって一番のチャレンジは、「これは “僕の” プロジェクトだ」、を手放すことでした。途中、ワークショップの準備に関して、自分の担当部分が遅れたことがありました。そのとき、この遅れを挽回できるのは自分しかいないと思い、「自己表現とリーダーシッププログラム」のセッションをもう少しで休みそうになったのです。このワークショップの準備は「僕が」コントロールしなくてはならない、と思いこんでいたからです。プログラムの担当コーチであるメムが僕に、とてつもないことを言ってくれました。「自分で抱え込んでしまわず、仲間に助けを求めなさい」。 しばらく抵抗したのですが、最終的にはメムの提案を受け入れることにしました。すると仲間たちが本当に素晴らしくやってくれました。期限内にすべてを間に合わせてくれたのです。「僕がすべてやらなくちゃ」を手放したことは、僕にとって非常に大きなブレークスルーでした。つまり、何もかも自分がコントロールする必要などなかったのですね!それ以来、僕の人生は一変しました。このブレークスルーが他のたくさんの可能性を開いてくれました」

イグチ氏は、企画したワークショップをすべて終え、ジョイ・ティーがきちんとビジネスとして発展していくための土台を作った。目指しているのは、ジョイ・ティーを育てていくこと、そしてあのビジョンを掲げ続けることだ。イグチ氏の願いは、ジョイ・ティーをハーブティーの会社として成長させることだけではない。地域の人々を大切にし、人々の力を結集させてニュージーランドや世界の人々の健康を増進させる会社に育てていきたいのだ。

ジョイ・ティーの詳しい情報を知りたい方は、下記のFacebookをご覧下さい。
https://www.facebook.com/joiteacreations/

 
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