記事 「注目の若手起業家」シリーズ –マイケル・J・パーカーが語る–

全米トップ100 社に選ばれた若き起業家、マイケル・J・パーカーが語る「成功」「幸せ」が存在するところ。                                                       

マイケル・J・パーカーは、D・S・フェデラル社の共同創設者兼社長である。同社は2013年に「全米トップ100 社ランキング(Inc.100 Company)」で55位*にランクされている。

*訳注 米国で最も急成長した企業5000社をビジネス誌Inc. magazineが独自にランキングした格付。

D・S・フェデラル社におけるパーカーの使命は、優秀な頭脳と最高のテクノロジーを結びつけ、アメリカ有数のシステムインテグレーターとしての自社の飛躍的成長を継続させることだ。パーカーは、リーバイス・ジーンズや、MTV、ヴァイスメディア、EA Gamesに対するクリエイティブメディアサービスの提供を通じて、多様で幅広い事業経験を積んできた。

<<以下、パーカー氏へのインタビュー>>

―― あなたが最も尊敬する人物は?
アーセン・ベンゲル監督*と母です。
*訳注 フランス人のサッカー指導者。
イギリス、プレミアリーグのアーセナルFCの監督(2017年6月時点)

―― 起業家としての今日のあなたを形作った、最高のアドバイスは何ですか?
初めて仕事をしたのは、叔父の小さな不動産会社でしたが、当時の私は16歳くらいでした。
叔父からプリンタの修理を頼まれた私は、何度も叔父に、どんなふうに修理したいのか、どこに何を取り付けたいかなど、事細かく聞きに行きました。
今思えばかなり煩わしかったでしょうね。とうとう叔父に言われました。「なあマイケル、俺の問題を増やすんじゃなく、解決策を持って来てくれよ」。
そこで、ようやく気づきました。私は、自分で考えたり解決したりするのを避けるために叔父にお伺いを立てていたのです。
以後私は、顧客に問題を押し付けるようなことは一切しなくなりました。

―― これまでで、仕事上の最大の失敗は何ですか? あなたがそこから学んだことで、他の人にも参考になるようなことは何でしょう?
面白い質問ですね。というのは、私は過去を勝ち負けで記録していないからです。常に次の試合のことしか頭にありません。
今までで最も大きな学びとなった経験は、やはり自分自身で会社を興したことですね。
私は昔、いわゆる「専門家」と呼ばれる人たちから、連邦政府の下請け事業についてのお話を伺うということに多大な時間や資金を費やしていました。
今なら分かりますが、もしあの専門家たちに実際にコンサル事業を立ち上げて成功させる能力やスキルがあったら、とっくに自分で事業を立ち上げていたはずですよね。
結局、全員辞めてもらいました。それ以来、振り返ったことはありません。

―― 平日、朝一番にすることは何ですか? その理由は?
各マネージャーとの個別打ち合せです。何が行われる必要があるのかを確認し、全員で理解を共有します。これは会議漬けを回避するためであり(会議が長びくのを防ぐため、会議室には非常に居心地の悪い家具を置くようにしています)、またマイクロマネジメント*なしでビジネスを前進させてもらうためでもあります。
*訳注 管理者である上司が部下の業務を細かく管理、監督すること

―― 起業したばかりの人に、財務やキャッシュフロー面での一番のアドバイスは?
会社勤めをしている人は、これ以上兼務を続けたら病気になるというくらい大変になるまでは、会社を辞めないこと。もう死にそうだ、となるまではね。
必要なキャッシュフローを、会社のサラリーが繋いでくれているのです。また、どうしても必要になるまでは事務所を持たないことです。

―― では、手短に。これから起業する人、またすでに起業した人に向けて、ビジネスを次のレベルに引き上げるために今すぐできることを一つだけ挙げると?
ランドマークワールドワイド・ブレークスルーテクノロジーコースに申し込むことです。
間違いなく私の人生を変えました。ブレークスルーテクノロジーコースがなかったら、私は事業を興していなかったでしょう。
基本的には自分で自分を高めるコースで、私の場合は、事業の成功に焦点を当てた意識変革ができました。ブレークスルーテクノロジーコースに参加している経営者の人たちにもたくさん会いました。当社のスタッフもほとんど全員ブレークスルーテクノロジーコースに参加しています。
週末を丸々使って費用は600ドルほど。
参加して課題を全てやり終えたら、人生がまるで違ったものになります。

―― あなたにとって成功の定義は何ですか? 最終的にビジネスが「成功」したかどうか、どのように判断しますか?
成功とは、それ自体が発見のプロセスだと考えています。毎日変化していくのです。
私は、幸せや成功についてよく考えますが、それら自体には実体はなく、何かとの関係において存在するものだと思うようになりました。
つまり「成功」とはこうだ、「幸せ」とはこうだ、というようなものとして世界に存在している訳ではない、ということです。
成功も幸せも、生きていく中で人と人の間に出現します。家族や、友人、社員、クライアントとの間に。「取りに行く人」ではなく「与えに行く人」でなくてはなりません。

 
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