「私は満足だ」から始める人間関係

満ち足りた人間関係は私たちが最も手に入れたいことの一つです。それはどういうことか、探究しませんか?

 

「人間関係が、不平不満に突き動かされているとき、誰が何をしたと逐一チェックすることに汲々としているとき、自分が正しいこと、他を支配することの必要性に駆られているとき、人間の可能性という素晴らしい世界は、人と人との間(あいだ)に響くハーモニーをぴたりと止めてしまう。」

アドリエンヌ・リッチ著『可能であることの芸術(Arts of the Possible)』より引用(W.W. Norton社より2002年に出版)

 

人と人との間(あいだ)の可能性は、創作するための空間を必要としている。その空間がないとしたら、それは大抵、私たちが過去の不完了な事にしがみついているからだ。何かを完了するというのは、「これまでこうだった」ことに対する私たちの古い決めつけを通り過ぎて、「そうだけど、でも」や「これはどうなるのか」や「でも、もしも…」などを越えて行く、ということだ。

 

私たちが「完了したこと」として物事を体験しているとき、それは状態の変化である。あなたが、物語の登場人物の一人である、という状態から、その物語が起きる空間になっている、という状態へ、いわば物語の作者になっている、という状態への変化である。そして、人間関係は言語の中に存在するから(例えば、様々な気持ちや体験の積み重ねの中に存在するのではなく)、人間関係には柔軟性があり、可塑性があり、いかようにも変えられる。私たちが、不満や文句は「外のどこか」に存在しているというところから、自分が言っていること(言語)の「中に」位置していると移行したときに、「何が可能か」自体が移行する。

 

満足である、とは、後から「満足」と書いたラベルが貼られる感情のことではない。コミットメントであり、その可能性に向けて私たちが拠って立つところなのだ。トランスフォメーション、すなわち「満足を得よう」と画策するところから、「満足である」という体験への、コンテクストの移行——これこそが、何が可能かという本質そのものを変える。

 

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