記事 成り行き次第ではない人生

人生を決定的に左右するのは、そのコンテクストである。人間は、自分が欲しい人生のために、新しいコンテクストを自由に生み出すことができる。           

ランドマークワールドワイド
ブレークスルーテクノロジーコースリーダー
ローレル・シーフ

私たちは、物事はこんな風だ、ということを疑ってもみません。それが事実なのだ、現実なのだ、そして、何が可能であるかを左右するのはその状況なのだ、と思っています。
しかしながら私たちは、自分にとっての現実を形作る「コンテクスト」を見ていません。そのコンテクストが私たちに見せてくれるものだけを見ています。同じ状況であっても、いま自分が取り組んでいる事柄に対して様々なコンテクストを創作したり発明したりすることは可能です。コンテクストを創作・発明すると、それが次のレベルの有能さ、自由、パワーへと私たちを押し上げてくれます。いままでの古い枠組みによって、可能性を限定されることはありません。

歴史を見れば、新しいコンテクストが作られた結果、飛躍的な進歩が起きた事例は、枚挙に暇がありません。例えば、民主主義、平等、相対性理論、人権などの、世界に対する新しい理解の仕方はすべて、歴史のある時点で新しく区別されたコンテクストです。いずれも、ある個人または複数の人が、「従来どおりのものの見方」、すなわち「今そのように見える見え方」を突き抜けた、もしくはその見方を超えた結果です。それらを突き抜け、しかもそれを言葉にするという行動こそが、物事の新たな進展の仕方を作り出します。

そして人間もまた然りです。慣れ親しんだ様々な想定を超えて、自ら選択したコンテクストを創作すると、「何が可能であるか」自体が一変します。「自分にとっての世界」の真実もトランスフォームします。トランスフォメーションには、現状維持を覆し、私たちを今まで通りにはさせないパワーがあります。「トランスフォームした人生を生きる」という選択によって、私たちは、自らの大小様々な抵抗と格闘し、自分で設定した限界を手放すことに向き合い、そして、自分が可能だと知っていることと一貫して生きていくことを要求されるのです。


ローレル・シーフ(ランドマークワールドワイド・ブレークスルーテクノロジーコースリーダー)

 

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