記事 失敗とは、より大きな可能性を開くあなたの発明

失敗についての事実と、失敗にまつわる評価・判断を区別する。                                                                              

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どんどん失敗しよう。間違えたら、失敗したら、それは今までに無いものを作っているということです。新しい事を試し、学び、生きているということです。誰もやったことのないような、とびきりすばらしい「失敗」をしましょう。分野は不問。芸術でも恋愛でも、または、仕事、家庭、人生でも、あなたにしかできないような失敗をすることです。*

何かを成し遂げよう、何かになろうとして、挫かれたとき、つまり「上手く行かなかった」とき、現に在るのは、「実際に起きたこと」と「可能であったこと」とのギャップです。ところが私たちは、起きたことそのものを扱う代わりに、まるで失敗が自らの至らなさ、欠陥の証しであるかのように、失敗のほうと関わり始めます。そんな時、ステージ中央に躍り出ているのはアイデンティティ、つまり、自分はこんな人間だ、という自己イメージです。そして頭の中では「私のどこがいけなかったのか」「これのどこがダメだったのか」「あいつらのどこが間違っていたのか」と、いつものセリフをくどくど繰り返し、それに耳を傾けます。私たちからパワーを奪っていくそのような評価に基づいて生きていると、私たちの生きる力そのものが弱くなっていきます。私たちをつまずかせるのは、失敗した事実ではありません。「私は失敗者だ、失敗するんだ」という評価のほうです。

そもそも「失敗」とは言葉の中に存在する事象であり、日頃私たちが失敗だと見なしている事柄は人間の勝手なでっち上げ、いわば人類の発明、コレコレが足りないという宣言です。失敗は必ずしもその前後に、「従って〜である」とか「なぜなら〜だからだ」などを伴うわけではなく、「失敗した。(マル)」と、単体で存在しているのです。そんな風に考えてみることができたら、「失敗者」である代わりに「発明者」であるという可能性が出現します。自らが発明し、言葉し、作り上げたものとしてのブレークダウン、間違い、失敗は、私たちにより広大な空間を —— パワーと自由が生まれる空間をもたらすのです。

*Adapted from Neil Gaiman, My New Year Wish
Larry Pearson Landmark Forum leader

参考 ニール・ゲイマン My New Year Wish(私の新年の抱負)より
ラリー・ピアソン、ランドマークワールドワイド・ブレークスルーテクノロジーコースリーダー

 

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